この記事では、発達障害の1つであるASD(自閉症スペクトラム)の特徴と私自身のASDらしい特徴について書いていきたいと思います。
一般的に言われているASDの特徴って抽象的でイメージしにくかったり、極端な例が挙げられていたりするので、「こんな特徴もASDだからこそのものだと思うよ」ということを伝えたく、この記事を書きます。
この記事のポイント
- 自分は発達障害ではないのかと疑っている人に対して、判断の基準になります。
- 発達障害を持っている方にとっては共感できる記事になると思います。
ASDの一般的な特徴
特徴について、他サイトから抜粋してきました。
以下はASDの子供に見られる特徴です。
- あやしても目が合わない、反応が乏しい
- 手を振って「バイバイ」する時、手のひらを自分に向ける
- 人見知りや親の後追いをしない
- 言葉を話すようになっても、セリフを棒読みするような話し方、妙に大人びた言葉遣いをするなど、不自然
- 表情や話しぶり、視線などから相手の気持ちをくみ取ることができない(空気が読めない)
- 孤立する、受け身過ぎる、一方的過ぎるなど、双方向の対人関係がうまくとれない
- 表面的な会話だけでは問題が起きにくいが、空気を読めないなどの特徴のために周囲の人のひんしゅくを買ったりすることがある
- 自分の好きなことを話す時に饒舌になりすぎることがある
- 友人と親密な関係を築けない
- 普通に話しているつもりなのに相手を不愉快にさせたり、怒らせてしまったりする
- 面接などが苦手で仕事に就くことができない
- 仕事に就いても、融通が利かず、臨機応変に仕事をこなすことができない
- 手足をばたつかせたり、ぴょんぴょんと飛び跳ねたり、おもちゃの車のタイヤを回し続けたりするなど、同じ行動を延々と繰り返す
- 何かをするときの方法や手順、物の並べ方などにも強いこだわりがあり、いつも同じでないと気が済まない。状況に合わせて柔軟に変更することができない
- 電車や昆虫、恐竜、数字、記号、地図などの特定のものごとに強い興味や情熱を持つが、その範囲は狭い
- 興味のあることでは優秀な結果を出すが、興味のないことはほとんど手を付けない
- 順番や競争などで一番になれないとパニックを起こしたり、相手とトラブルになったりするほど強いこだわりをみせることがある
- インターネット、携帯、ゲーム、アニメなどへの没頭
- 一つのことに集中しすぎて周囲がみえなくなる
- スケジュール管理が上手くできない
- 周囲が気にしないようなちょっとした物音に過敏に反応する
- 寒い日に薄着をしても気にならない
- 体の動かし方が不器用で、運動がぎこちなく苦手
- 生きづらさを感じる
〜「自閉スペクトラム症の子どもの特性」より抜粋〜
以下は大人のASDに見られる特徴です。大人になってASDだと発覚した場合、仕事でのトラブルがきっかけであることが多いです。
- 適切な距離感を取りながら付き合うのが苦手
- 一人で黙々と作業をするのが得意
- チームで業務を行うのが苦手
- チーム内で孤立してしまうことが多い
- 周囲と足並みを揃えずに自分が良いと思ったことを独断で行い、他のメンバーを混乱させてしまうことがある
- 言葉や図で説明されない限り、本人にはチームがどんな目標のためにどうやって動いているかを理解したり、それを踏まえて自分はどう動けばよいかを理解するのが難しい
- 独特の言葉の使い方をする
- 言われたことを独自に解釈して理解のズレが生じたり、わかりにくい表現をして相手にうまく伝わらないことがある
- 仕事の上では業務の指示を誤って理解したり、報告や相談をするときに話が分かりづらく支障が出ることがある
- 相手がどんな気持ちでいるか表情などの様子から読み取ったり、読み取った相手の気持ちを踏まえて伝え方を修正することが苦手
- 会話を円滑に進めるために笑顔で応えたり共感の気持ちを態度で示すことがうまくできず、会話をしていても何となくぎくしゃくした雰囲気になってしまうことがある
- 特定の物事を手順通りに行うことに強くこだわる
- いつもの道順でなく別の道から行こうとするのがいや
- 自分が気になってしまうと作業を先に進めることができなくなる。
まとめると、
- 相手との関係性の把握ができず、正しい距離感を見極めることが難しい
- 物に対する興味・好き嫌いが激しく、それが態度に明確に現れる
- 思想が独創的。
- 独創的であるが故に、相手とのコミュニケーションにそごが生まれやすく、気づいた時にはあらぬ方向に行動していることが多い
- 外の世界より自分の内面に対して興味が強い
- 運動が苦手
こういう感じだと思います。
私のASDらしい特徴
以下は私のASDらしい特徴です。
- 食事は1品ずつ食べていく。三角食べをあまりしない。
- 書類を書くとき、日付は正しく書くが、その日の曜日を間違える
- 迷路を進む車やボール、巨大プラレールはずっと眺めていられる
- 飽き性
- やる意味を見出せないと、そのことが手に付かない
- 友達のノリについていけないことがある
- 冗談を理解できないことがある
- 一人で過ごしていても平気。というより一人の方が好き
- 大勢の中にいると疲れる
- 何かに集中していても、他の場所の物音などに気を取られることがある
- 人の話を聴きながら、メモを取れない
- 集中している時に話しかけられると少しイラッとする
- 上司の話を理解したつもりで仕事をしているのに、よく最終的な結果が的外れになっている
- 人に驚かれるくらいの特技がある
- ストレスに弱い
↑巨大プラレールは、大人になった今でもずっと見ていられます。
まとめ
以上がASDの特徴でした。
もし自分が「発達障害なんじゃないか…?」と思っていて、今回の記事に書いた特徴が当てはまることが多いと感じるなら、一度病院に行ってみるのもいいかと思います。
また、今回書いた通り、発達障害だからといって悪い特徴ばかりがあるわけではありません。
特に、自分の得意なことは誰よりも得意である可能性が高いように感じます。
そして、苦手なことは克服できないくらい苦手であることも多いです。
そのため、苦手克服に時間を使うのではなく、得意なことをより伸ばすことをがんばりましょう。
自分を卑下することなく、自分らしく生きていっていただければ幸いです。
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