年金問題、10の対策法(1)

年金

「年金問題、いったい何が問題?」の記事で最後に述べましたが、年金は枯渇するわけではありませんが、正しく対策していく必要があると書きました。
今回はその対策として、大きく4つのこと(貯金、節約、仕事、投資)に分けて紹介しようと思いますが、この記事ではそのうちの「貯金」「節約」について書きます。

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貯金する

お金の問題の対策として一番に考えるのはやはり「貯金」であると思います。
ただ、貯金はそこまで多くしなくても大丈夫です。
具体的にいくらぐらいの貯金がベストかと聞かれると、それはご家庭の事情により変わります。
目安としては、今日からあなたが失業したとして、今日からあなたとあなたの家族が半年間生活できる程度の貯金額を作ることが多くもなく少なくもない貯金だと思います。

貯金はすぐに手元に引き出せるという点でメリットなのですが、ほとんど増えないものなので長期間、銀行に眠らせるのはお金を有効に使えていないということになると私は考えています。

節約で支出を減らす。

お金がないときにすることとしては、誰もが思いつく当たり前のことだとは思いますが、私は「節約」は誰もができて、そして圧倒的に早く効果が出てなおかつ効果が長続きする方法であると考えています。
そしてここで紹介するものは、「食費を削る」「電気をこまめに消す」「節水する」といったことではなく、これら以上に効果の高いものです。
毎月の出費で、それら一つひとつの出費は小さくても、それらが合わさることで大きくなる金額を抑えることで効果を発揮します。

スマホを格安SIMに変える。

みなさんは月々のスマホの支払いがイタイなぁと感じることはないでしょうか?

そんな人はもちろん、そう感じない人にも私は格安SIMをおすすめします。
格安SIM、あなたはご存知でしょうか?
格安SIMはMVNOとよばれたりもします。

ご存知でない方はおそらくキャリア携帯(docomo、au、softbankの携帯、MNOとよばれたりします)を利用している方だと思いますが、月々おいくら支払われていらしゃいますか?

特別な理由がないのであればすぐに変えることを検討してください。
これに変えるだけで月々の通信費をかなり安く抑えることができます。

しかし、かなりお得なのにもかかわらず、2019年調査では2割弱の人しか使っていないようです。

平均的にキャリア携帯を利用している人は月々8000円程度支払っている場合が多いと思います。
それが格安SIMになると月々2000円以下で使うことができます。

この格安SIM、「安いなら何か大きなデメリットがあるんじゃないの??」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
私が思うデメリットとしては、
「大手携帯会社のメールが使えなくなる」
「昼12時頃の通信速度がかなり遅くなる」
といったことです。

しかし、これに対しては、メールはgoogleのgmailを使えばいいし、通信速度も昼にスマホを使うことを我慢すればいいだけのことです。

ぜひとも検討してみてください!

無駄な保険を解約する。

保険も月々支払いがきついと思うこと、ありますよね?

ここでいう保険は国民健康保険などのことでなく、民間企業の保険(明治安田生命、第一生命、日本生命など)です。

私は民間企業の保険の必要性はほとんどないと思っています。独り身の方でも、家族持ちの方でも、です。
私達は公的な医療保険制度に入っています。私は会社員なので健康保険に入っており、2020年1月現在9000円程を毎月支払っております。
そしてこの保険制度は意外と広くのトラブルに対してカバーしてくれています。

健康保険などの公的医療保険制度がカバーしてくれることしては
「医療費の一部負担で診療を受けられる」
「それでも医療費が高額になってしまった場合は一定額以上は返ってくる」
「子供が生まれたときに一時金をもらえる」
「病気や怪我で仕事を長期間休まなければならないときにお金をもらえる」
です。

これら以外にも様々なことをカバーしてくれます。

こんなに手厚い保険に入っているため、追加で保険に入る必要性ないというのが保険解約を提案する理由です。

車の必要性を考える。

自動車自体にかかるお金は自動車税、車のローンなどと、決して安くはないですが、それ自体ではあまり家計に影響しないものが多いと思います。
しかし、車の周りにもお金がかかり、それらが家計に大きく影響していると私は考えます。
たとえば、「自動車任意保険」「駐車場代」「ガソリン代」です。

確かに車は買い物や子供の送迎などに便利です。
しかし、田舎暮らしや特別な理由がない限り、車がなくても生活の質を落とすことなく過ごせると思います。
理由としては、車が必要なときはタクシーを使えばいいからです。

タクシーだと乗りたいときに乗れないなどの不便さがあると思われるかもしれませんが、節約という点では、車を手放すことは考えて無駄ではないと思います。
また、最近では配車アプリがあるため、タクシーを呼ぶことが手軽になりましたし、カーシェアリングも広がりつつあります。

ふるさと納税

ふるさと納税は聞いたことがない方もいらっしゃると思います。
これは、支援したい自治体に対して寄付という形でお金を支払うことで、寄付先の自治体からお礼の品をいただくことができます。
農産物や工芸品などの、自分が住む街ではなかなか得られないものを手に入れることができる制度となっています。

そして、これの何が節約なのかというと寄付金のうち2000円を差し引いた額が所得税から還付されたり、住民税から控除されることで節税となるため、「支払う税金の節約」となります。
つまり言い方を変えると、実質2000円で農産物などの商品を受け取ることができるということになります。

ただし、ご自身の所得に応じて控除上限額があり、それを超える寄付をしても確定申告時に還付されないため注意が必要です。
そのため、課税所得が低いとはあまりこのメリットを享受できず、課税所得が高ければ高いほどふるさと納税が有効になるということになります。

ミニマリストマインドを身につける。

ミニマリストとは、「ものを持たない」ことをモットーとし、最低限のものだけで生活する人のことをいいます。
彼らの暮らしを見ると一見不便そうに感じる方が大半だと思いますが、実は合理的な生活を送っているのです。

人間には意思力というものがあります。これは脳の体力のようなもので、仕事はもちろん家事や友人との会話でも使うことになります。
正確な判断や合理的な判断、即席の対応などさまざまな場面でその意思力を大きく使います。

それとミニマリスト的な思考がどう関わるかというと、ものが多いと気が散るというところに関係します。
つまり意思力が低下し、意思力を使うべきところに全力で使うことができないことになり、生産性が低下することになります。

また、ミニマリストは、冷蔵庫やシャンプーを持たないといった人もいます。そのような物理的なことだけでなく、1日1食の生活やほぼ毎日フルーツや野菜だけを食べるといった生活スタイルにもミニマリスト思想が入り込んでいることが多いです。
これらは実は合理的であるという説があります。
例えばシャンプーを使うと頭皮の皮脂を取りすぎてしまい頭皮環境を悪化させてしまうということが言われています。
また、1日1食においても、現代の日本人は過食傾向にあり、消化器官を疲弊させていると言われています。1日に食事回数は人によりますが、今より減らしても健康に影響は与えない可能性が高いです。

つまり、私達は生活に必要だからと様々なものを買いますが、実はほとんどのものは必ずしも必要ではなく、それどころかものが多いことにより私達の生活の質を下げている可能性もあるということです。
節約のためだけに、以上のようなミニマリストの生活をするのは流石にやりすぎだとは思いますが、ミニマリストの考え方は節約に非常に有効だと考えております。

 

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